ある日のこと。
(このある日というのは、古泉が本当の姿を見せた後のことだ。)
俺はいつものように、SOS団部室に足を運んでいた。
朝比奈さんが入れる甘露のようなお茶を飲みに行くのと、
もう一つ・・・古泉に会いに行く為だ。
って自分で言って恥ずかしくなってきたぞ。
目的地にたどり着いた俺はノックをする。返事はない。
つまりまだ朝比奈さんは来ていないということだ。
内心がっかりしながらも、扉を開ける。
すると、なにやら人影がある。誰かと思いよく見てみると・・・
古泉だった。いつもの場所で、すやすやと寝ている。
珍しいこともあるものだ。
そんな古泉を見て、何を思ったのか俺は古泉に近づき、髪を撫でる。
ああ、こんな所誰にも見られたくないな。長門が居なくて助かったよ。
それに気づいた古泉が目を開ける。

「なに、やってるんだ?」
寝ぼけているらしい古泉は素の表情のまま俺に問い掛ける。
そして、周りを見渡し深く息を吹く。
確かに今の言葉をハルヒに聞かれたらやばかっただろうな。
「なにもやってないが?」
俺はとぼける事にした。もっとも古泉は気づいているだろうが。
古泉はあの胡散臭い笑顔で
「そうですか」
と言ったきり、喋らない。・・・ってまた古泉のやつ寝やがった。
よっぽど眠いらしい。
ったく、ハルヒが来ても知らんぞ。そう思いながら俺は古泉の前に座る。
とくにやることもない俺は古泉を鑑賞することにした。

その10分後、長門が来たので俺はしぶしぶ古泉を起こした。
そしたら古泉のやつなんていったと思う?

「ありがとな」だとよ。
俺は聞き間違えたんじゃないかと自分の耳を疑ったね。

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